Excelが驚くほど使い易くなる!便利設定集(1)
Excelは、今や表計算ソフトの王様です。家計簿や管理表など、Excelがあれば簡単に出来てしまいます。このページでは、Excelを更に便利に使うための設定集をまとめました。
ラインナップは以下の通りです。
スクロールする時に、見出し部分を残す。
2つのシート左右に並べて表示させる。
オートコンプリート機能をOFFにする。
ハイパーリンク機能をOFFにする。
オートフィルタで該当データを抽出する。(Excel2000、2002、2003)
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スクロールする時に、見出し部分を残す。
Excelで表を作成する際、各行と列の項目がたくさんあるときがありますね。こんな時、画面をスクロールさせると、行や列の見出し部分が見えなくなってしまう場合があります。そこで、Excelにはこの項目名などが書かれた行や列を、固定する方法があります。
この「ウィンドウ枠」の固定の設定方法は以下の通りです。
1.固定したい見出し部分の1つ下のセル(又は1つ右のセル)を選択します。
2.ツールバーの「ウィンドウ」から「ウィンドウ枠の固定」をクリックすれば、設定完了です。
この設定さえ行っておけば、いくら表が大きくなっても安心ですね。
2つのシート左右に並べて表示させる。
Excelで資料作成しているとき、他のシートのデータを見ながら入力したい・・・といった場合があるかと思います。このようなときは、新しくウィンドウを開くことで、左右又は上下に並べてシートを表示することが出来ます。いちいちシートを開く必要が無いのでとても便利ですね。操作方法はとても簡単ですよ。
★ 操作方法
1.表示させたいシートを開いた状態で、ツールバーの「ウィンドウ」から「新しいウィンドウを開く」をクリックします。
2.すると開いているものと同じExcelファイルが開きますので、(1)とは別に表示させたいシートを選択します。
3.次にツールバーのウィンドウから「〜.xlsと並べて表示」をクリックすると、2つのシートが上下又は左右に並べて表示されます。
※「〜」のところには、ファイル名が入ります。
このとき、ウィンドウの並びについて、縦に並べて表示するのではなく、横に並べて表示に変更したい場合は、ツールバーの「ウィンドウ」から「整列」をクリックします。すると「ウィンドウの整列」の画面が開くので、ここで「左右に並べて表示」を選択し、OKをクリックすれば操作完了です。
オートコンプリート機能をOFFにする。
Excelで文字入力をしていると、頭文字を1つ入力しただけで、その後の文字が勝手に表示してくれることがありますね。これはオートコンプリートといって、以前同じ列に入力した頭文字が一緒のデータを、入力候補として表示してくれるものです。場合によってはとても便利な機能ではありますが、セルへの入力内容が毎回違う場合は、ちょっと邪魔になってしまいます。
そこで、ここでは「オートコンプリート」機能をOFFにする設定を見ていきましょう。
★ 設定方法
1.Excelファイルを開き、ツールバーの「ツール」から「オプション」を開きます。
2.次に「編集」のタブを開き、一番下にある「オートコンプリートを使用する(C)」のチェックを外します。
3.最後にOKをクリックすれば設定完了です。
私は、このメルマガの原稿はExcelファイルに書いているのですが、同じ列に同じ内容は書かないため、この機能はOFFにしています。しかし、同じ列に毎回似たようなデータを入力する場合は、すごい効果のある機能ですね☆
ハイパーリンク機能をOFFにする。
Excelには「ハイパーリンク」という機能があり、メールアドレスやホームページのURLを入力すると、勝手に青く表示され、「リンク」状態で表示されますね。しかし、入力中にうっかりこの部分をクリックしてしまって、ホームページが表示されては、思うように作業がはかどりません。又、メールアドレスやURLそのものを編集するときには、このハイパーリンクをとても厄介です。
そこで、ハイパーリンクの機能を解除する設定を見て行きましょう☆
★ 設定方法
1.Excelファイルのツールから「オートコレクトのオプション」を開きます。(ツールの中にこの表示が無いときは、下矢印とクリックすると出て来ます。)
2.オートコレクトの画面が開いたら、「入力オートフォーマット」のタブをクリックします。
3.ここで「インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する」のチェックを外します。
4.最後にOKをクリックすれば設定完了です。
また、このハイパーリンク機能のOFFせずとも、メールアドレス等が書いているセルを右クリックし、ハイパーリンクの解除を個別に行うことが出来ます。
オートフィルタで該当データを抽出する。(Excel2000、2002、2003)
Excelの表などで、ある特定にデータを抽出させたいときに役立つのが、「オートフィルタ」です。これは、例えば月間の売上表などで、日曜日だけの売上を抽出させたいとします。(縦に日付と曜日、各項目の売上が記載されています)このとき、表の一番上の行の「曜日」の項目で「日曜日」を選択すると、日曜日だけのデータが表示されるといったものです。
設定方法はとても簡単です!
★ オートフィルタの設定方法
1.表の一番上の行(項目)が書かれた部分を選択します。
2.ツールバーの「データ」から「フィルタ」⇒「オートフィルタ」をクリックします。
3.すると、項目のセルの右側に「▼」が表示されるので、抽出させたいデータを選択します。(もとに戻すときは、「▼」をクリックして「すべて」を選択すればOKです。)
オートフィルタはある特定のデータを調べたとき、本当に役立つ操作です。しかも、表に入力されたどのデータでも、フィルタをかけることが出来ます。