Wordで文書を作成する際に、知っておきたい基本設定集(２)
前ページに引き続き、Wordで是非知っておきたい基本設定集です。
Ｗｏｒｄの文章中に、波線を表示させなくする。 Ｗｏｒｄのオートコレクト機能を未使用にする。 Ｗｏｒｄのハイパーリンク機能をＯＦＦにする。 初版・第２版などの「版」で文書を管理する。
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Wordの文章中に、波線を表示させなくする。
Wordで資料を作成していると、文字の下に波線が表示されることありますね。これは、以下のような間違いがあると判断された場合に表示されます。
・文章表現の間違い ⇒ 緑色の波線
・スペルミス ⇒ 赤色の波線
しかし、これは間違いとは言い切れないものまで、波線が引かれてしまう場合が多く、Word上級者の方などにとっては、ちょっと厄介な機能になってしまいます。そこで今回は、この文章校正などの波線を表示させなくする設定を見ていきましょう！
★ 設定方法
1.Wordファイルを開き、ツールバーの「ツール」から「オプション」をクリックします。
2.オプションファイルが開いたら、「スペルチェックと文章校正」のタブを開きます。
3.そして「スペルチェック」と「文章校正」のそれぞれの項目で「結果を表す波線を表示しない」にチェックを入れ、ＯＫをクリックすれば、設定完了です。
又、この機能を活かして、指摘された通りに、正しく入力したい場合もあると思います。このときは、波線が引かれた部分を右クリックし、正しい言葉を選択してあげればOKです！
Wordのオートコレクト機能を未使用にする。
Wordで書類を作成しているとき、例えば番号を付けて箇条書きにする場合など、「１．○○○」と入力して改行すると、自動で「２．」のなどと表示してくれますね。
これはWordの入力オートフォーマット機能が働いているためで、初期設定では、ほとんどの項目でＯＮ状態になっています。もし、このオートフォーマット機能が必要ない場合は、この機能をＯＦＦにしてあげることも、簡単に出来ます。
今回はこの「入力オートフォーマット」のカスタマイズ方法を見ていきましょう☆
★ 設定方法
1.Wordファイルを開いたら、「ツール」から「オートコレクトのオプション」をクリックします。（一覧にない場合は、下矢印をクリックすると表示されます。）
2.オートコレクトの画面が開きますので、ここで「入力オートフォーマット」のタブを開きます。
3.ここで不必要と思われる項目のチェックを外し、最後にＯＫをクリックすれば設定完了です。
例えば、冒頭の段落番号の自動入力が不要な場合は、（３）のところで「箇条書き（段落番号）」のチェックを外してあげればＯＫです。自分で自由に書類を作成したい場合は、この入力オートフォーマット機能は、必ずしも役立つとは言えなそうですね☆
Wordのハイパーリンク機能をＯＦＦにする。
Wordで書面を作成しているとき、インターネットやメールアドレスを入力すると、勝手に青文字と下線が表示されます。これは、Wordのハイパーリンク機能がＯＮになっているためで、印刷用の書面を作成しているときなど、見えにくくする原因となってしまいますね。
そこで今回は、このWordのハイパーリンク機能をＯＦＦにする設定を見て行きましょう！
★ 操作方法
1.Wordファイルを開き、ツールバーの「ツール」から「オートコレクトのオプション」を開きます。
2.オートコレクトの画面が開いたら、「入力オートフォーマット」のタブを開きます。
3.ここで「インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する」に付いているチェックを外し、ＯＫをクリックすれば設定完了です。
又、一部分のみハイパーリンクをＯＦＦしたい場合は、該当のアドレスを選択し、右クリックして「元に戻す−ハイパーリンク」を選択すればＯＫです。
初版・第２版などの「版」で文書を管理する。
Wordには、初版や第２版、又は改訂前や改訂後など、文書を「版」として１つのファイルに保存する機能があります。最初に作成した文書を初版として残し、改訂を加えていく場合など、是非使いたい機能ですね。
今回はこの「版」としての文書の保存方法を見て行きましょう！
★ 操作方法
1.文書を作成、又は改訂が完了したら、ツールバーの「ファイル」から「版の管理」をクリックします。
2.「〜の版」の画面が開いたら、「今すぐ保存」ボタンをクリックします。
3.すると「版の履歴」画面が開くので、ここに「初版」などと版の名前や説明などを入力し、ＯＫをクリックすれば、操作完了です。
ここで、保存した版をもう一度開く場合は、（２）の「〜の版」の画面で「開く」ボタンをクリックします。すると、現在の版と選択して開いた版の画面が上下に並んで表示するようになります。大切な文書を更新するときなど、この版の機能は、是非使ってみたいですね☆
